@ぱん堂 atopando

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おうちでサバイバル【5】 非常用電源といってもピンキリ どう選ぶ? 交流波形にも気を付けよう

基本的な電気の知識をおさらいした

停電対策として電源を確保しておきたいと思います。

その前に、簡単な電気の知識をおさらいしておかないと、どの電源をいいのか選べません。

その前に、、、

電気については学校で一応習いましたが、すっかり忘れてしまいました。

電気は専門でないので、

調べまくって書いています(;・∀・)

間違いがあったらごめんなさいです。

 

まず、家庭の電源はどのようになっているのでしょうか。

ほとんどの家電は電圧100 V (ボルト)のAC (交流)で動いていて、家庭用コンセントの電圧は100Vになっている

※ エアコンなど、200V必要な大型家電の設置場所には高圧用のコンセントもあります。

電流は家庭用コンセントに15 A (アンペア)まで流れるしくみ

 

消費電力( Wh )=電圧(100V)×電流( A )

消費電力1000Whの家電を100Vのコンセントにつなぐと10Aの電流が流れて動き、1時間あたり1000Whの電力を消費します。

 詳しくはこちらの↓Panasonicのサイトにわかりやすく掲載されています

電気の基礎知識 - 家電情報ポケット - Panasonic

 

普段は一日平均何ワットの電気を使用しているのか

使った電力は全て足し算され、毎月の「電気ご使用量のお知らせ」に載ります。

ご使用量〇〇〇kWhと記載されていますので、ご自宅の1日あたり電気使用量は日数で割れば算出できます。

世帯人数や季節によってもかなり変動すると思いますが、環境省の統計では、

世帯当たりの電気の年間消費量を固有単位(kWh)に換算すると4,397kWh

 となっていますので、単純に365日で割り算すると1日あたり12kWh(=12000Wh)が平均的な電気使用量となります。

けっこう使うものですね。

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 この1日分の使用電力を非常用電源で賄うなら、だいたい同じくらいの電力を蓄えられる容量の電源が必要です。また、使った分は相応の出力のソーラーパネルでチャージする必要があります。

かなりおおごとになってきました・・・

 

まだまだハードルの高い非常用電源(蓄電池)やソーラーパネル、どれを選ぶべき?

1日の使用電力が12kWhにもなることも踏まえて、

非常用電源の容量と費用についてざっくりと仕分けしてみました。

  1. 500万円コース:1日の消費電力を賄えるだけの10kWh前後の非常用電源(蓄電池)とソーラーパネルを設置する。電源のみで200~500万円以上。屋外に固定の設地スペースが必要で主に一戸建て用。
  2. 200万円コース:1日の消費電力を少し抑えて、1~5kWh前後の室内用非常用電源(蓄電池)とソーラーパネルを設置する。電源のみで50~200万円。室内にそれなりの設置スペースが必要。
  3. 20万円コース:1日の消費電力をかなり抑えて、比較的大容量のポータブル電源(500~1500Whあたり)とソーラーチャージャーを購入する。電源のみで5~25万円。ギリ持ち運べる。
  4. 数万円コース:使用する用途を携帯電話充電や照明など必要最低限に限定し、小型ポータブル電源(100~500Whあたり)とソーラーチャージャーを購入する。電源のみで1~5万円。余裕で持ち運べる。

出遭うかどうか不確かな災害に、気軽に高額な費用をかけれる家庭はそう多くないでしょう。

また、マンションなどの集合住宅では共用部分の管理規約が厳しいため、1のような外付の機器は設置自体がご法度のことが多いです。

 

私の場合、1はマンションのため無理、2もコストと設置スペースから厳しいので、実質、選択肢になりません。

消去法的に3と4の間で悩み、3の比較的大容量のポータブル電源を購入するメリットがあるのか、もう少し吟味することにしました。

 

比較的大容量(500~1500Wh)のポータブル電源で家電は動くのか

比較的大容量(500~1500Wh)のポータブル電源について少し検討しました。

これなら値段も5万円くらいからあります。

頑張れば手の届く範囲なので欲しくなってしまいますが、ここで頑張るメリットがあるのか??

ただし、容量が大きいほどリチウムバッテリーの重量で重たくなり、1000Wで10Kgくらいあります。

これくらいが限度でしょうか。

だって、10Kgを超えるとポータブルな感じがしません

 

さて、容量1000Whの電源で、普段の家電はどれくらい使えるのか?

家庭のコンセントと同じ、交流(AC)出力ポートを使用する場合、

消費電力1000Whの電気鍋は・・・

1時間しか使えませんね。 

電気鍋1時間だけ?( ゚Д゚)

暖かい鍋を1回食べて終わり。

 

<結論>

中途半端に大容量のポータブル電源で、普段通りに家電を使うのは無理っぽい

 

ポータブル電源の交流(AC)波形にも気を付ける必要あり

 もうひとつ大事なことがあります。

ポータブル電源の交流は家庭のコンセントに来ている交流(正弦波という波形)と波形が異なる機種があるということ。

「正弦波」と記載のある機種以外では、「矩形波」や「修正正弦波といった通常の正弦波とは異なる波形の電流が流れています。

この場合、家庭のコンセントで使用する家電は、正常に動作しないリスクがあります。

波形の記載がなくとも、ポータブル電源の取説に「非常時の使用に限る」と注意書きがされているものは注意です。

特に、小型低用量のポータブル電源になるほどこの傾向があるようなので、購入前に交流波形も確認してみてください。

容量・交流波形いずれにおいても、ポータブル電源の交流(AC)ポートで普段の家電を使うことは想定外と考えてよさそうです。

 

結論

ポータブル電源で、普段の家電を使うことを期待しない

なので、使う電力量を思いっきり少なくするしかありません。

おうちでサバイバル【6】では、非常時に使用する電力を極力抑える方法を検討してみます!