おうちでサバイバル【1】 ライフライン復旧スピードから考える減災グッズと備蓄
阪神淡路大震災から25年
阪神淡路大震災を経験して25年が経過し、災害対策もおろそかになりがちで反省しています。
その後はおかげさまで自身は被災していませんが、2019年だけ見ても、日本は多くの災害にみまわれました。
今までにない台風の規模や集中豪雨。
頻発する河川の氾濫。
海外でしか見られないと思っていたデカイ竜巻やヒョウ。
唐突な噴火。
被災してからできることは限られますので、日頃できることはしておきたいですね。
これまでの多くの災害で被災された方々のはかり知れないご苦労・ご心痛を思いつつ、気持ちを新たに災害対策に取り組みたいと思います。
公的支援が始まるまでのライフライン対策が目標
「災害対策」「防災・減災」「備蓄」などで検索すると、、、
あるわあるわ。
あまりにも沢山ありすぎて、何を用意すればいいのかわかりにくいです。
それぞれの記事が推奨する内容もまちまちです。これは、記事ごとに想定している被災の種類や規模が異なることによるようです。
テレビニュースで目にするような被災地のど真ん中に遭遇した場合、個人レベルでは限界があり公助に頼らざるを得ません。
でも、私たちが遭遇する確率が高いのは、
「家屋は無事か住める程度で避難所に行くほどではないが、いくつかのライフラインが止まっている」
このような状況に陥ることが最も多いのではないでしょうか。
当然のことですが、公的支援の順序・配分にもトリアージがかけられ、命に関わる緊急性の高い支援が優先されます。幸にも被災程度が軽い地域に居ると、逆に公的支援が後回しになってしまうことは避けられません。
ライフラインが復旧するまでの数日〜1週間程度、家族ができるだけストレスなく過ごせることを目標に準備を進めてみました。
ライフライン復旧スピードを考慮
私にとって身近な、阪神淡路大震災の例を見てみました。
これだけみると復旧にかなり長期間かかるように思われますが、これは完全復旧までの期間です。復旧までの期間は住んでいる地域によりますが、各ライフラインが9割以上復旧するまでの期間を見てみましょう。
電気の完全復旧には6日かかっていますが、5日弱で9割以上が復旧しています。
阪神淡路大震災では電気の復旧は比較的速かったようなので、これよりも長めになる可能性を想定しておきましょう。
ガスは完全復旧に84日かかり、9割以上の復旧にはなんと60日弱かかっています。
水道も完全復旧に90日かかり、9割以上の復旧には40日強かかっています。
被災当初1週間は、全てのライフラインの停止を覚悟した準備をし、その後は、比較的早期に復旧する電気を使う生活へ繋げるプランが良さそうですね。
* 電気供給元である原発の事故が発生した東日本大震災とは、復旧経過が大きく異なります。
具体的な減災グッズと備蓄の例
防災・減災グッズや備蓄のチェックリストも色々あり、実際に準備する際には迷う原因にも。ただ、一日に必要とされる水の量(大人1人1日3リットル)など、共通することも多々あります。いくつかのサイトで確認しながら、住んでいる地域や自分に合う準備をしましょう。
人と防災未来センターの減災グッズチェックリスト
神戸市HP 災害に対して備えていますか?
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